「風光る」31巻。

本日はコンディショングリーン，時々イエロー。

B'zのライブが終わり，人生の目標…ちょっと違うか，
生きる目的ってものを見失っている私です。
いや，稲葉さんの言葉『また来年会いましょう～』を信じているんですが，
具体的な日程が発表にならないと，なかなか浮上しないです。

たとえば，かみさまとかに，もういいよと言われれば，
あっさり「ウン，もういいよね」と言ってこの世を去ってもいい感じなのですが。
これがもしB'zライブチケットを握っていたとしたら，
イヤッ，ライブに参加するまでは生きるんだからーって，
激しく抵抗すると思うんです。

つまり，B'zライブは私の生きる目的になっていて，
それがない状態のときは，生きること自体にどこか逃げ腰なんですよね…。
まあたまにはそれもいいかって，自分を許そうとは思いますが，
この精神状態の落ち着きのなさが気持ち悪いです。
えー，なんかこれって一種の依存症ぽくないですか！ううっ。

それはさておき。
今回は，年末に発売されておりました，
「風光る」31巻の感想を書いておこうと思います。

いやー，「風光る」ファン暦も長いんですよねー，実のところ。
だって少女漫画月刊誌掲載で31巻まで発売とあれば，
いったいどのくらいの年数が必要だと思いますかー！
はは…もともと，作者渡辺先生の「ファミリー！」からのファンで，
「はじめちゃんが一番」とかも掲載誌から読んでいるほどで。
さすがに今は掲載誌は買ってませんが，
コミックスは買い続けているんですよねー。
だって，歳三が好きだから！！（え，そこ？）

コミックス表紙の折り返しにも作者がコメントしてますが，
31巻の賛否両論というのは，斉藤さんのことですよね，たぶん。
だってコミックス帯にあんなに堂々と斎藤さんのアップが載ったりして，
どれだけファンに衝撃を与えたかってハナシですよー！
私も最初本誌で読んだときは，エッ，いきなりその展開なのーっ？
ってドキドキもしてしまったんですが…，
斉藤さんが離隊する理由のエピソードとして使われていて，
最後は，あーこのオチは（オチと言えるのかな…），
すごく“風光る”っぽくていいなーって思ってしまいました。
そういうの，上手いですもんね，渡辺先生は！

大半の読者がドキドキしていたであろう展開の中で，
私はもっと別の部分でオロオロしてたんですよねー。
だって甲子太郎に翻弄される前半の歳三がとても痛々しくて…，
なんで歳三ばかりひとり背負って苦しんでるのー！
って思ってしまい，読んでいて辛くて。

でも，ちゃんと分かっててくれるヒトだっているんですよね，
何のために歳三ががんばるのか，分かっててくれるヒトが。
それが勇だっていうんだから，本当に良かったーってもう嬉しくて！
いや逆ですよね，そういう勇だからこそ，歳三もがんばるんですよね。
命を預けるほどの信頼があって，
それを偽りなく実行できる勇だから，歳三も揺るがずにすむんです。
“一緒に死んでやる”ってどれだけの口説き文句ですか，
そうそう，勇に惚れられてます，相思相愛で間違いないです。
ほんとにっ，読んでいて辛かっただけに…，
歳三と勇のシーンは泣けてきて仕方なかったです。
ようやく迷いも消えて復活できて良かったー！

はあ。こういう繊細な部分が垣間見えるからたまらないです。
不敵かと思えば，不義理をしているんじゃないかと胃を痛めたり，
平助の行く末を案じたりして…優しいんですよ，歳三は。
鬼になるのも新撰組のためだし，
ひとりで背負おうとして苦しむとか，なんて男前なんでしょうかーっ！

あー，もちろんセイや総司，斉藤さんの成り行きも気になるけど，
とにかく私の関心事のイチバンは歳三です。
この後の新撰組の行く先を思えば，
歳三にとって辛いことが続くはずで，私まで切なくなりますが…，
たぶん，強い意志によって乗り越えていくんでしょう。
この先も見逃せないですねーっ，「風光る」は。
渡辺先生，これからもいっぱい歳三を活躍させてくださいー！

ふう。生きる目的を若干見失っている私ですが，
歳三への萌えでちょっと元気になりました♪
こんなんでいいのかと考えなくはないですが…，
もう歳三好きなのは昔っからなので，OKってことで。
今回の大河ドラマは平安時代ですが，
また別枠で幕末もの長編やってくれないですかねー。
やっぱり幕末ものはいいです！！
それで新撰組が出てくれたら嬉々として見るんですけども！

――というわけで，風光る31巻感想でした♪

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